仕事が決まったら、雇用契約を結ぶ・・・というのは当たり前です。正社員でも、勤務する会社と契約を結びますよね? しかし、派遣社員の場合はあくまで「派遣会社」と雇用契約を結びます。また、「派遣会社」は派遣先(実際に勤務する会社)とも契約を結んでいます。「派遣会社」「派遣先」「派遣社員」のそれぞれが契約を交わし、初めて「派遣」というシステムが成り立つ・・・複雑ですよね? そこで、私が実際に結んだ契約とともに「雇用契約」について見ていきましょう。
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顔合わせも終わり、後は結果を待つのみ・・・と思った直後、担当者から連絡がありました。電話に出るなり、「決定だって!良かったね!!」という明るい声が。そして「雇用契約を結びたいんだけど・・・○日は大丈夫?」という担当者に、「はい、大丈夫です」と答えて電話を切りました。契約当日、寝不足がたたって寝坊です。「うわぁ〜!!」と大騒ぎしながら、高速を飛ばして会社へ向かいました。会社につくなり担当者が来て、「髪の毛すごいことになってるよ」と笑われる始末。そんな穏やかな雰囲気の中で、雇用契約を結ぶこととなりました。「ざっと目を通してみて」と手渡され、初めて見る雇用契約書に興味津々の私。見る限り問題もなく、担当者に間違いがないことを伝えました。「それじゃサインと捺印ね」と朱肉を渡され、私も持参した印鑑を出そうとすると・・・ない。バッグを根こそぎ探しても出てこず、「ない!ない!」と大騒ぎ。さんざん騒いだあげく、ふとスーツのポケットに手をやると・・・そこにはケースから出された裸の印鑑が。今朝の(慌しい)様子から、どうやら急いでポケットに入れた模様。何事も最初が肝心・・・出鼻をくじかれた思いでした。
正社員が交わす契約書と違う点といえば、「派遣元」「派遣先」という言葉が出てくるところです。派遣元が「派遣会社」なのに対し、派遣先とはいわゆる「勤務する会社」のことを指します。「雇用契約書」という名前もさまざまで、「就業条件通知書」や「労働条件通知書」と呼ばれるところもあります。派遣会社によって書式も異なります・・・が、記載内容はほぼ同じと思っていいでしょう。雇用契約書の多くは3枚複写になっていて、「派遣元」「派遣先」「派遣社員」のそれぞれに控えとして渡されます。重要な書類なので、大切に保管しておきましょう。
派遣先(仕事)が決まると同時に発効される雇用契約書。時給や派遣期間だけでなく、労働するにあたってのさまざまな条件が記載されています。きちんと確認しないと、後々「時給が間違っていた」なんてこともあるかも・・・。それでは、ここで「雇用契約書」に書かれている主な内容を見てみましょう。
記載事項 |
内容 |
派遣先 |
事業所名、所在地、電話番号、責任者など |
派遣元 |
責任者など |
派遣労働者氏名 |
自分の名前 |
業務内容 |
『OA操作』や『ファイリング』など、実際に携わる業務 |
就業場所 |
勤務先 |
指揮命令者 |
派遣される部署の部長名(支店の場合は支店長名) |
派遣期間 |
○年○月○日〜○年○月○日迄など |
休日 |
土日祝など |
所定時間 |
就業時間や休憩時間、実働時間など |
時間外労働 |
○時〜○時迄1.25%○円など |
賃金 |
時給単価や給料の締め日、支払い方法など |
福利厚生施設の利用 |
ロッカーの有無など |
苦情処理申出先 |
派遣先、派遣元 |
保険事項 |
社会・雇用保険の被保険者資格の取得有無など |
備考欄 |
その他 |
雇用契約を結ぶ前に仕事が始まってしまった・・・正社員ではありえない状況ですが、派遣業界では「当たり前」のように起こります。逆に、このような「後付け」がほとんどと言っても過言ではないでしょう。明日からでも働いてほしい・・・という思いでいる派遣先が多く、派遣会社もそんな条件をのむパターンが多く見られます。法的に考えると良くはありません・・・が、臨機応変に対応するという意味では仕方のないことと言えます。ただし、「この派遣会社、大丈夫かな?」と不安や心配があるならば、きちんと契約を結んだ上で働きましょう。
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