派遣社員から正社員へ

派遣社員は正社員への近道・・・ということを知っていますか? 派遣社員として働いていると、「正社員にならないか?」というお誘いを受けることがあります。また、最近ではそんな「正社員」を前提とした派遣もあるとか。ここでは新たな雇用形態「紹介予定派遣」について見るとともに、自身の体験談を紹介しようと思います。今は派遣社員でも、いずれは正社員として働きたい・・・という人に朗報ですよ!

派遣社員体験談〜契約社員登用〜

派遣先の上司と派遣会社の担当者

某企業に派遣されて早2年、契約満了のときが迫ってきました。初めての仕事に戸惑いながらも必死に頑張った日々・・・色々な思い出が頭を駆け巡ります。そんな2年間の思い出に浸っていると、派遣先の上司からお呼びが掛かりました。最後の最後に何かをやらかしたか・・・とビクつきながらも、会議室へ向かいます。戸を開けると、そこには派遣先の上司と派遣会社の担当者が座っていました。

「何事??」と驚きつつ、「契約満了の手続きかな・・・」と思いたい私。席に着くなり、派遣先の上司が「次の仕事は決まったのか?」と聞いてきました。全く予想外の質問に「まだです」と返答すると、上司と担当者が顔を見合わせます。すると突然、上司が「契約が満了次第、うちの社員として働いてみないか」と言ったのです。「本当ですか!?」と驚く私に、「ただし・・・」と何かを付け足したい模様。ドキドキを落ち着かせながら、次の言葉に期待します。

すると、「お前は高卒だから正社員にはできない・・・が、契約社員としてなら採用できる」と嬉しそうに話す上司。しかし、正社員と契約社員の違いをまざまざと見せ付けられた私にとって、「契約社員」という雇用形態は何の魅力も感じません。正社員であれば大喜び・・・といったところですが、こうなると話しは別。丁寧にお断りするとともに、長きに渡る感謝の気持ちを伝えました。

派遣社員から正社員になるには

体験談のように、派遣社員から正社員(もしくは契約社員)のお誘いを受けるケースは珍しくありません。しかし、それよりも確実な方法が・・・それは「紹介予定派遣」というシステムです。新卒採用がメインとなる現在、学生たちは数ヶ月という短い期間で就職先を決めなければなりません。このような形で就職した新卒者の多く(大卒3割、高卒5割)は、「やりたかった仕事と違った」などの理由で中途退社しています。

そのようなミスマッチを防ごうと、新たな雇用形態が注目を浴びています。同じ派遣社員でも、正社員になることを前提とした派遣社員。入社したものの社内の雰囲気が悪かった・・・なんていうミスマッチを防ぐためにも、紹介予定派遣を利用しましょう。

紹介予定派遣のメリット

ここでは、紹介予定派遣のメリットを紹介しようと思います。すでに利用している人はもちろん、これから紹介予定派遣として働く人も参考にしてください。仕事の探し方は千差万別、自分が紹介予定派遣に向いているか確認してみましょう。

紹介予定派遣のメリット 【ミスマッチを防ぐ】

一定期間働いたうえで、その企業が自分に合っているかを確認できる・・・これは紹介予定派遣における最大のメリットです。紹介予定派遣を利用することで、入社後の「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防ぐことができますよ。派遣期間内(最長6ヶ月)は積極的に働き、その中で社風や職場環境などをじっくりと観察しましょう。

紹介予定派遣のメリット 【アドバイス】

仕事に対する不安や迷いのある人は、紹介予定派遣がオススメです。派遣会社には仕事(転職)のプロ「コーディネーター」がいるので、さまざまなアドバイスを受けることができますよ! 自分のスキルや適職を再確認するためにも、コーディネーターによるアドバイスは必須です。

紹介予定派遣のメリット 【契約交渉】

派遣先企業の紹介から就業、(正社員)採用の意思確認まですべての過程が派遣会社を通じて行われます。条件に見合った企業探しはもちろん、給与や就業条件などさまざまな相談が出来ることも紹介予定派遣のメリットです。ただし、直接雇用に関しては企業と本人のみの契約となります。

紹介予定派遣のデメリット

合意

紹介予定派遣では、双方(派遣社員と企業側)の同意があってはじめて正社員採用となります。そのため、企業側の判断によっては正社員の道が閉ざされる可能性も・・・。また、待遇面(給与など)でも違いが見られます。派遣先の正社員となることで、その企業の給与体系に従うこととなります。そのため、派遣社員の給与(時給×労働時間)よりも給与が低くなることもあるでしょう。

このような待遇面に関しては、事前に確認することも可能。自分自身が後悔しないためにも、紹介予定派遣として採用される前に調べておきましょう。