派遣社員の福利厚生

「福利厚生」と言われると、どうしても正社員のイメージがありますよね? でも、仕事を忘れてたまにはリフレッシュしたい・・・という気持ちは派遣社員だって同じ。そんな派遣社員のために、福利厚生の充実を図る派遣会社が急増しています。それとともに、福利厚生に重点を置いて派遣会社を選ぶ・・・という人も少なくありません。さまざまな福利厚生を活用して、仕事もプライベートも充実した日々を過ごしましょう。

派遣社員体験談〜派遣社員の福利厚生〜

温泉

派遣生活にも慣れてきた頃、同じ部署の同僚と「旅行に行こう」という計画が持ち上がりました。しかし、お金に余裕のある旅行か・・・と言われるとそうではありません。そこで、福利厚生の優待制度を利用することに。私自身「え?保養施設を使うってこと??」と、あまり乗り気ではありません。というのも、保養施設=あんまりいい宿ではないというイメージがあったからです。

しかし、実際に行ってみると・・・何ら問題はなく、むしろ大満足なホテルでした。「これで一泊5,000円??」と疑問に思ったほど。なぜ今まで使わなかったのか・・・という後悔とともに、これからは大いに活用しよう!と思ったのは言うまでもありません。

それからというもの、私は会社の福利厚生をフル活用。スポーツクラブや英会話スクールなど、自分の興味があるものにどんどんチャレンジしました。プライベートが充実することで、仕事への意欲も湧いてくる・・・というのを実感した派遣生活でした。

派遣社員の福利厚生について

平成16年の改正派遣法により、「派遣労働者の福利厚生等に係る均衡配慮」という項目が新たに定められました。正社員にあって派遣社員にはない・・・となると、同じ仕事をする上でバランスに欠けますよね? そこで、派遣社員に対しても同等の措置が講ずられるようになりました。このことで派遣社員と正社員の壁がなくなり、さまざまな業務を円滑に遂行することができます。

「大げさな・・・」と思う人もいるかも知れませんが、正社員との違いにショックを受ける派遣社員は少なくありません。また、そんなショックから仕事への意欲が失せてしまう人だっています。充実した福利厚生には、正社員との壁を取り除く意味もあります。また、仕事への意欲に繋がる・・・といった点でも重要な要素と言えるでしょう。

派遣社員の社会保険

派遣社員=保険がない・・・というイメージを抱いていませんか? ところが・・・そんなイメージはもう古いです。派遣社員が増える近年、派遣社員の保険加入率も増加傾向にあります。しかし、一言で「保険」とは言ってもさまざまな保険がありますよね? そこで、ここでは「どの保険」に「どのような条件」で加入できるのかを調べてみました。

派遣社員の健康保険(厚生年金保険)

通院などには欠かせない健康保険ですが、ある2つの条件さえクリアすれば気軽に加入することが出来ます。まず1つは、雇用契約期間が2ヶ月以上であること。もう1つは、1日(もしくは1週間)の所定労働時間が正社員の3/4以上であること。もし短期契約(1ヶ月契約など)であっても、更新して2ヶ月以上働いていれば加入することが可能です。ちなみに、保険料は会社と折半(半分づつ)になります。

派遣社員の雇用保険

失業や教育訓練給付、育児や介護給付など「いざ」という時に役立つのが雇用保険です。これも健康保険同様、ある2つの条件を満たさなければ加入できません。まず1つは、1週間の所定労働時間が20時間(週休2日制の場合1日4時間)以上であること。もう1つは、同じ派遣会社で1年以上継続して雇用される(見込みがある)こと。また、保険料は給与の7〜8/1000とされ、人によってばらつきがあります。

派遣社員の労災保険

雇用関係にある全てのスタッフが対象となり、業務中(通勤も含む)の災害による負傷などに適用されます。私自身、業務中(営業中)の事故を経験したことがあります。その時はもちろん、この労災保険が適用となりました。実際、使うときにはさまざまな手続きがあり面倒です・・・が、これに加入していないと全額自己負担です。というより、労災保険は雇用主の義務にあたるので必ず加入することとなるでしょう。ちなみに、保険料は全額会社負担です。

派遣社員の有給休暇

休暇

派遣社員にだって、正社員と同じように「有給休暇(以後、有給)」はあります。仕事開始日より6ヶ月が経過し、そのうち全労働日の80%以上出勤した場合に限り「有給の資格」が発生します。その後、1年毎というサイクルで勤務年数(または勤務日数)に応じた所定日数が付与されていきます。有効期限(取得資格発生後2年間)もあるので、期間内に使い切るようにしましょう。

有給の使用に関しては、原則「事前申請」となっています・・・が、急用(急病など)の場合には当日連絡でもかまいません。事前申請の場合には、当日迷惑がかからないようスケジュールなどを調整しましょう。

その他の福利厚生

社会保険や有給休暇といったものに限らず、他にもさまざまな福利厚生があります。成人病や婦人検診、短期人間ドックといった定期健康診断もその1つです。保養施設やスポーツクラブの優待制度など、プライベートが満喫できるような体制が整っています。また、働くママを応援する派遣業者も増えつつあり、託児所やベビーシッターの割引制度なども見られるようになりました。

このように、近年では正社員に引けをとらない福利厚生が整いつつあります。福利厚生を大いに活用して、心身ともに健康な生活を送りましょう。