工場系の派遣社員〜体験談〜

職安はもちろん、求人雑誌やフリーペーパーなどありとあらゆるところで工場系の求人が目に付きます。時給や日給がよく、寮も完備されている・・・などとありますが実際はどうなのでしょう。また、工場の仕事ってどんな感じ?と興味のある人もいると思います。自身の体験談をもとに工場系派遣社員の実態となっています。

顔合わせ

工場

地元を離れ、遠い地で暮らすことになりました。働かないでいるつもりが、友人や知人がいない寂しさから働くことを決意。でも、同年代の人が多くいるところと言うと・・・なかなか思いつきません。そこで無料の求人誌を眺めていると、「工場」という文字を発見しました。「これだ!」と思いたったら即行動、派遣会社に電話してすぐさま登録することに。

登録が済んだら、さっそく現地へ行くこととなりました。担当者の車に同乗していざ出発・・・そう、この現地に行くこと自体が顔合わせだったのです。工場につくなり、部署責任者がやってきました。「どうぞ、ゆっくり見ていってください」と、他人事のように振舞うおじさん。それもそのはず、これぞ本来の「顔合わせ」です。要するに、この仕事を紹介してもらった時点で採用が決定、働く環境(工場)を事前に見てください・・・ということでした。

採用〜仕事開始

顔合わせの時点で「○日からきてください」と言われたので、素直に従うことに。初出社の日は担当者と工場で待ち合わせ、まずは部署責任者(おじさん)のところへ向かいます。「よろしくお願いします」という挨拶を終え、更衣室へ通されました。そこで担当者から渡された制服(ジャンパー)とエプロンを着用すると・・・どうみても掃除のおばちゃんです。「仕事だし・・・仕方ないか」と割り切り、いざ担当部署へ。

どうやら社員は2〜3名ほどで、あとはみんな派遣社員のようです。年齢的には20代前半〜30代前半といったところでしょうか? 女性が多く、ここならすぐに友達が出来るかも・・・と少しワクワクです。しかし、おばちゃん軍団(正社員)がいや〜な空気を漂わせています。案の定、数日後には「○○さんはね〜」やら「○○とは話さない方がいい」などと正社員同士の悪口を聞かされるはめに

仕事内容

プラグ

某電機メーカーの工場で、延長コードを作る部署に配属されました。しかし、どうやら常設の部署ではなく、欠陥商品を取り扱う臨時部署らしい。「2ヶ月の短期ってそういうことか」とすぐさま納得、さっそく仕事に取り掛かることにしました。私が担当したのは、延長コードに水が入らないようシリコンでコーティングする・・・いわゆる防水作業です。「防水」と謳っているのに、防水対策が施されていない・・・ここが「欠陥」のもとでした。他にも、シリコンがきちんと埋められているか確認する作業などがあります。

どちらにしてもシリコンを握り続ける作業は辛く、2ヶ月後には大半の人が腱鞘炎となっていました。大変ではありましたが、同年代の子が多くとても楽しかったです。また、友人を作る・・・という本来の目的も果たせました。

時給と待遇

工場=時給がいいというイメージがありましたが、ここでは1,050円と比較的安めでした。しかし、交通費が別途支給という点は好条件。さらに途中からは友人が送り迎えしてくれたので、交通費を浮かすこともできました。もう1つ、残業代が5分単位で計算されるという点も好条件と言えるでしょう。

また、残業が多い日もあれば「仕事がないから」と帰らされる日もある・・・そんな波の激しさが見られることもありました。「短期」という契約であれば問題ないと思いますが、「長い目」でみたいのであればあまりオススメは出来ません。

まとめ

派遣社員として工場で働き、今まで持っていた「なぜ」という疑問が全て解消されました。「なぜ」こんなに求人が多いのか、「なぜ」こんなに時給が高いのか、「なぜ」こんなに優遇されるのか・・・それは「大変な仕事」だからです。私の場合、2ヶ月という短期だったからこそ勤まったようなものの、これが長期となると・・・大変です。ましてや、私のように「友人を作りたいから」なんて気持ちはもってのほか。長期にわたって働くには、予想以上の「忍耐」が必要だと思いました。