派遣社員

「派遣社員ってなんだろう?」そんな疑問から私の派遣ライフは始まりました。それまで正社員雇用だった私にとって、派遣社員なんて未知の世界。登録先と派遣先・・・頭がチンプンカンプンです。そんな疑問もいつしか吹っ飛び、今までに登録した派遣会社は数知れず。そこで私の体験談をもとに、派遣社員ならではの楽しみや苦労について綴ろうと思います。また、派遣社員のときに感じた「正社員」との違いについても紹介します。今現在「派遣社員」として働いている人はもちろん、同じ会社に派遣社員の人がいる・・・という「正社員」の方にも見て欲しいサイトです。

派遣社員という立場

「派遣のくせに」という台詞、最近話題になったドラマでも度々出ていましたね。この台詞によって、派遣社員の置かれている立場(現状)がわかると思います。同じ時間帯に同じ仕事をして、同じように休憩やお昼をとる・・・正社員と全く同じことをしても「派遣社員」というだけで肩身が狭いのです。もちろん、正社員と派遣社員を平等に扱ってくれる会社もあります。しかし、多くの企業においては「派遣だから出来ない」「派遣だから仕方ない」などと、「派遣だから」という言葉が日常会話のように溢れています。一体、なぜでしょう?

ここでは派遣社員と正社員を比較することで、派遣社員の立場を見ていこうと思います。ちなみに、私は「派遣社員」「正社員」どちらも経験済みです。そんな両者の立場に立って、違いや気付いたことなどを紹介できたら・・・と思います。

派遣社員と正社員の違い

残業

これはマニュアル的な違いではなく、私が実際に体験した「違い」です。私は19歳の頃、某通信会社で「派遣社員」として働いていました。派遣されるや否や新製品が発売され、売れ行きも絶好調・・・そう、私は会社きっての繁忙期に派遣されてしまったのです。残業の日々が続き、憧れていた(?)会社での寝泊りも体験しました。会社や同僚はもちろん、自分自身の売り上げもうなぎ上り。

そんなある日、1通の社内メールが届きました。目を通すと、「社員に売り上げを還元する」という内容が・・・。「どういうこと?」と見ていくと、あまりにも数字(売り上げ)が伸びているため臨時ボーナスとして社員に還元するそうです。自分の仕事が評価されたような気持ちになり、「やった〜!!」と素直に喜びました。しかし、さらにスクロールしていくと・・・何やら振り分け表らしきものが。

よくよく見てみると、そこには「正社員10万円、契約社員5万円、派遣社員粗品(各1人につき)」とあるではないですか!「粗、粗品って・・・どういうこと!?」と、もう半狂乱状態です。正社員が10万円に対して、派遣社員が粗品(結局お菓子1缶でした)って・・・派遣社員の現実を目の当たりにした出来事でした。

派遣社員と将来への不安

親の世代に言わせれば、「派遣社員は将来性がない」となるわけです。契約が更新されなければ、また1から職探し・・・言われてみれば、そのとおりかも知れません。しかし、正社員や官公庁さえも「人員削減」「ボーナスカット」と謳う世の中、100%将来性のある職場なんてあるのでしょうか?

私が以前「正社員」として働いていた会社も業務縮小となり、勤務先だった支店がつい先日閉鎖しました。働いている当時からそういった話はあり、いつ閉鎖してもおかしくない状況ではありました・・・が、いざ本当に閉鎖ともなると社員は大変です。中でも、私が引き継ぎした事務員さんはつい最近一人暮らしを始めたばかり。心配していたところ、「解雇」が功を奏し「結婚」することになったそうです。女性は「結婚」という道もありますが、男性の場合は・・・さぁ大変。

正社員でも派遣社員でも、今のご時勢「安心」という保障はどこにもありません。そう考えると、「派遣社員=将来性がない」と限定するのはいかがなものか?と思います。

コラム

ビジネスウーマン

私が住宅リフォームの会社で働いていたころ、監査役の補助として1人の女性が派遣されてきました。とてもキレイで優しく、仕事も出来る・・・まさに非の打ちどころがない人です。そんな人材にも関わらず、派遣社員というだけで周囲の視線は冷たいものでした。「派遣社員のくせに」「どうせ派遣社員だから」などと、心無い言葉を何度耳にしたことでしょう。しかし、その女性はそんな言葉にお構いなし。周囲の言葉や視線には目もくれず、自分に与えられた仕事を着々とこなしていきました。まさに、実態版「ハケンの品格」です。

そして年月は流れ、彼女はと言うと・・・
今ではすっかり奥様。旦那さんと2人、幸せな生活を送っているそうです。